大学に通ってみて ―産業医科大学 医学部 1年前期―

一浪の末産業医大に入学。入学してからの流れとしてはまず入学式で医療人たる者としてあるべき姿や今後6年間の大まかな流れを聞く。大学は医師国家試験の合格率をかなり気にしているため、6年時における国試対策や病院実習が始まる前のOSCE CBT試験などの対策に注力していると耳にした。自分自身は物理選択であるため、生物や化学が中心となる医学部生活にここで不安を覚えてしまう。そして医学部と言えば皆口を揃えて言うのが部活動である。入学オリエンテーションが終わり外へ出ると、沢山の先輩方に囲まれ部活の勧誘を受ける。俗に言う新歓である。私は結局4月の新歓時期はほぼ毎日新歓に行き、そこは様々な先輩達から試験の事情や授業の受け方等を詳しく聞く良い機会であった。その後某運動部に入部した。やはり勉学が心配であるため、決めては部活動の緩さであった。

産業医大では1年次に基礎医学と教養科目を学ぶ。特に1年前期では教養科目+物化生が中心である。一限50分で基本1~8限まであり、火曜は医学英語、木曜は2外と哲学固定のような具合。

正直ここの期間で将来に繋がると思えた科目は医学英語と細胞生物学、生化学だけであったため、これらの3つの科目は授業中も真面目に聞き復習と高校分野が含まれる映像授業を利用した学習を欠かせなかった。しかしながら自分は受験生時代は得意の英語を武器にしていたが、医学英語は英語といえどもやはり内容が専門分野なのでさほどアドバンテージは無かった。毎週の授業で医学英語単語テストがあるため、1年生のうちから毎回のように英単語を40個ほど覚える必要があるのだ。教養科目は人間関係論や哲学概論、数学概論といった科目である。正直1年前期では教養科目を蔑ろにしていた部分があったが、前日に詰め込んだおかげで再試を免れることが出来た。

またこれらの授業に加えて医学部1年では6月に医学基礎実験というのがあり、1週間ずつかけて物理、生物、化学の実験を行う。物理は波動からパルスオキシメーターを自作し生物ではマウスの解剖実験およびDNAの二重らせん構造を一から組みたて、化学ではサリチル酸やアセチルサリチル酸の滴定、呈色反応の実験を行ったりした。レポートを書いて提出すればよい。

ほぼ毎日1~8限があり、それに加えて部活動を行うなど他の大学生と比べるとかなり多忙であると思ってしまうが意外とそこまで大変と感じることはなかった。高校生活の延長上のようなものであり、むしろ忙しさに意味があると考えることが出来ているためである。

ちなみに医学部の運動部は8月上旬から行われる西医体と呼ばれる大会に最も注力している。今年は鹿児島大学が主管であり、そこで行われた。しかしながら夏休みは8/31迄であり西医体も夏休み中に行われるため休暇は短く、そのまま1年後期に突入する。後期からは細胞生物学が分子生物学となり、詳しく生物の遺伝の詳細や化学との繋がりを扱う。そして生化学は医化学となり、代謝や体内の物質といった今後の生理学に繋がるような内容になる。また系統解剖学と組織学も始まり、医学生としての自覚が芽生えてくる時期である。そのため今後医師になる上で大切な時期に差し掛かってくるため日々の勉学に努めたい。

そして最後に余談であるが医学部選びのポイントを紹介したい。
・学費 (東北医科薬科や産業医大のように安く済むケースがある)
・留年のしやすさ(ストレート卒業率)
・立地 意外と駅からの距離、中心都市の大きさは重要である
・自分に合った問題形式・傾向

この4つが前提として大事であると思う。あとは将来の医師像が当てはまる大学を選ぶと後悔しない選択になると思う。残念なことに医学部受験は情報と経済的余裕さが重要であり折角通える学費なのに知らないケースが多い。まずは医学部大半を知る事が何よりも大事であると思う。

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