
私は高校3年生の春まで助産師を目指していました。しかし、将来について改めて深く考える中で、「患者さんと深く向き合い、安心を届けること」が本当に自分のやりたいことだと気づき、薬剤師を目指すことに決めました。
とはいえ、最終決定の直前での学部変更だったため、高校の先生からは「リスクが大きい」と反対されました。実際、それまで目指していた看護学部の受験科目は英語・数学・生物でしたが、薬学部では英語・数学・化学が必要だったため、化学が苦手だった私は「今からの勉強で間に合うのか」と不安でいっぱいでした。
そんな中、先生は一切反対せず、「一緒に頑張りましょう」と声をかけてくださいました。この言葉に心の底から励まされ、やはり諦めずに頑張ろうと気持ちを新たにすることができました。
苦手だった化学では、学校の問題集から受験に出やすい問題をピックアップしてくださり、理解できるまで丁寧に指導してくださいました。さらに、苦手な分野には他の教材からも問題を選んでくださり、基礎から応用までしっかり取り組むことで、どのような形式の問題にも落ち着いて対応できるようになりました。化学を好きになれたのは、先生の丁寧な指導のおかげです。
英語においても、何度も忘れてしまう表現やフレーズを、日常のちょっとした会話に挟んでくださったり、問題に出てきたときにはその都度丁寧に教えていただいたことで、自然と身につけることができました。
また、精神的に不安定になりやすい受験期において、先生が親身に相談に乗ってくださったことで、学習面だけでなく精神面でも大きな支えとなりました。
現在、薬学部で専門的な勉強をしている中で、化学を「面白い」と感じられているのは、先生が基礎知識を丁寧に教えてくださったこと、そして「何度もやれば分かるようになる」という精神を育ててくださったからだと思います。
先生の言葉やサポートは、私を大きく成長させてくれました。心から感謝しています。本当にありがとうございました。
