
高校時代、進学校に通っていた私は、毎日放課後に塾へ直行し、勉強に励んでいました。特にやりたいことがなく、なんとなく理系を志望していましたが、内向的な性格だったため、大教室での授業ではわからないことがあっても質問に行けず、特に化学は理解がまったく進みませんでした。
そんな中、親が紹介してくれた個別指導の先生と出会い、3 年生の夏から数学と化学を基礎から学び直すことになりました。先生は、どんな些細な疑問にも丁寧に向き合ってくださり、少しずつ自信がついていきました。
しかし、やはり化学はどうしても肌に合わず、私は理系を断念。思い切って文転を決意しました。ちょうどその頃、先生は妹に英語を教えていたこともあり、すぐに私の英語力強化に着手してくれました。
センター試験対策が終わると、すぐに一般入試の英語長文読解へと進みました。文章量の多さや設問の難度に戸惑う私に、先生は単語暗記に留まらない「読み解きのコツ」を伝授してくださいました。結果として一般入試で合格することができました。今振り返っても、あの先生のサポートがなければ、この結果はあり得なかったと断言できます。
受験期は確かに苦しく、投げ出したくなることもありましたが、今となっては努力の記憶も含めて、大切な思い出です。振り返れば高校三年間は一瞬で、今この瞬間を大切に、楽しみながら勉強してほしいと思います。
